伊藤和磨プロフィール

経歴

  • 1985 読売クラブに入団
  • 1995 ヴェルディ川崎に正式入団後
  • 1997 ブラジル・パルメイラスに移籍
  • 1998 JEF市原に移籍
  • 1999 持病の腰痛を悪化させ引退
  • 2000 (株)リビエラスポーツクラブに入社
  • 2002 代官山にMaro’sを開業
  • 2008 経済産業省の「サービス向上支援事業」に携わる。
  • 2010 ラグビー日本A代表の臨時コーチとして招聘される。
  • 2014 恵比寿南にスタジオを移転する
  • 2021 一般社団法人 日本姿勢堂を設立。理事長に就任。

資格

  • 米国C.H.E.K Institute公認 Exercise Coach
  • C.H.E.k公認 Practitioner Level 1
  • 米国NSCA公認パーソナルトレーナー
  • SAQ公認トレーナー
  • 米国心臓協会 Healthcare Provider
  • 日本レッドコード協会 Neulac 1
  • Posturology Level 1
  • FMS Level 2
  • SFMA Level 1

コンディショニングを担当した主なアスリート

大関 貴景勝、宮本恒靖氏(サッカー元日本代表) 川島永嗣選手(現・サッカー日本代表)、野村忠宏氏(柔道)、林卓人選手(現サッカー日本代表)藤田幸希選手(プロゴルファー)、山縣亮太選手(陸上短距離走)、高田延彦氏(元格闘家)、横田真人氏(元ロンドンオリンピック800m走者)、石井宏樹氏(元キックボクサー タイのムエタイ、ラジャダムナン・チャンピオン)など、トップアスリートたちのコンディショニングを担当してきました。

講演を行った主な企業

生涯に1度は経験するといわれている腰痛症を根絶するために、9年間の義務教育(保健体育)に、科学的根拠に基づいた「正しい姿勢や日常動作フォーム」のカリキュラムを導入させることを目標とし、各地の小中学校を巡って姿勢の大切さを説く「姿勢セラピー」を展開しています。

また、企業の労災リスクを軽減するために、様々な業種の企業に赴いて、現場の視察・分析を行い、従業員の「労働環境・作業姿勢・作業動作フォーム」を改善させるためのプログラム作りや講演を行っています。

  • (株)バンダイナムコ
  • (株)ユナイテッドアローズ
  • スルガ銀行
  • (株)富士通FJB
  • 聖林公司

  • (株)ポピンズ
  • 中央公論新社
  • Mars Japan Limited(マースジャパンリミテッド)
  • (株)ECナビ
  • 伊藤忠労働組合

  • NTTデータバンク
  • (株)岡村製作所
  • (株)クラレ労働組合
  • Google

プロサッカープレーヤー時代の主な戦歴

  • 第12回全日本少年サッカー大会 優勝
  • 90年、91年全日本クラブJrユース選手権 優勝
  • 90年 高円宮杯 全日本Jrユース選手権大会 準優勝
  • 全日本中学生選抜選手大会 東京都代表
  • 92年、93年 全日本クラブユース選手権大会 優勝

  • 92年、94年 高円宮杯 全日本ユース選手権大会 準優勝
  • 92、93、94年 コッパ・カルネバーレ出場 (イタリア)
  • 94年 日本ユース代表候補
  • 95年 タッサ・サンパウロ出場 (サンパウロ)
  • ビーチサッカー世界選手権大会出場(リオデジャネイロ)
  • チームタイトル43 個人タイトル27

伊藤和磨の著書

痛みが消えていく身体の使い「型」

学校や病院、フィットネスジムでは教わることのない、効率的な身体の使い「型」を身につける為の本です。

私たちは、立ち型、歩き型や呼吸の仕方、椅子の座り型、持ち上げ型、屈み型など、誰かに教わることなくいつの間にか修得してきました。

しかし、それらは我流であるため、どうしても間違いやエラーが生じます。

その間違いやエラーを着実に見直していけば、痛みや機能不全の本質的な要因が改善されていきます。

椅子にきちんと座っていられない子どもたち、ヒールで膝を曲げて鳥のように歩く女性たち、腰を丸めて物を持ち上げる人たちなど、明らかに身体に悪い姿勢やフォームで暮らしている人が大半を占めています。

分かっていても姿勢が崩れたりおかしな歩き方になってしまうのは、筋力や柔軟性が不足しているせいだと考えがちですが、それだけではありません。

和装で床に座っていた時代の生活様式や身体技法の名残と、控えめで謙虚な日本人の精神文化なども色濃く影響しているのです。

普段着や家具などが、和式から洋式に置き換わってから80年ちかく経ちました。けれども、身体の使い型は、昔のままと言っても過言ではありません。

多くの人は、浮世絵や日本画に描かれている人物たちと同じく、常に膝を曲げて前傾姿勢で活動しています。身体の使い型もアップデートしていかなければ、様々な身体的トラブルに見舞われるリスクが高まります。

筋トレで筋力アップするだけでは、姿勢や動きの型は改善されないのです。

 

型なしのままで暮らしていることにプラスの要素はありません。一方、型を身につければ状況に応じて、型を破って適応することができます。

型は鍛えるものではなく磨いていくもの。

健康を維持するには、加齢と共に変化する身体の状態に応じて、まめに型を修正してエラーを修正していくことが肝要です。

 

やっているつもりorできているつもりの姿勢や動作を最適化すれば、しつこい痛みや不調が消えていき、これまでよりもずっと楽に身体を動かせるようになるはずです。

本書では、動き型やエクササイズ、セルフケアをすべて動画(61本)で解説しています。スマホをQRコードにかざすとYouTubeに飛ぶ仕組みになっています。

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アゴトレ

13冊目となる本書は、頭痛・めまい、首で肩の痛みを動かしながら自力で改善することを目的としています。

なんやかんやと、書き始めてから3年も経ってしまいました。その間にエビデンスが変わったり、考え方、手法も変わったりしたため、書き直しや動画のセリフ修正に手間をとりましたが、笑われない程度の作品に仕上がったと自負しています。

もっとこの事を掘り下げたかった…悔いは多々ありますが、それは次の作品に活かします。

多くの痛みや機能障害は、不活動による癒着や拘縮、呼吸パターンの問題による偏った筋肉の過活動、または不適切なカラダの動かし方が原因で発生します。

痛みがある部位をかばって、動かさなくなってしまうものですが、過度な安静や固定は筋の弱化と関節の不安定性を招き、治癒を遷延させます。

痛みをコントロールできる範囲で動かすこと、段階的に動きのレベルを上げて、他の部位との協調性を高めていくことが、症状の改善と再発予防のために不可欠です。

アゴトレのネーミングは、「アゴを動かすことで効率的な首の動かし方を身につけましょう」という意図でつけました。

例えば「首を屈曲させて下さい」と指示するより、「アゴを引いて下さい」と指示した方が、直ぐに理解されるし、効率良く首を屈曲させることになります。

「最初は少し動かすのが不安だったけど、エクササイズを実践していたら、いつの間にか痛みを忘れていた」

これが、本書が導くゴールです。

受け身の治療だけでは、根本的な改善に至らないとお気付きの方、在宅でできるシンプルな運動療法にご興味のある方は、是非ご一読下さいませ。

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腰痛はアタマで治す

この本に書いた事が、当時の自分にとってはMAXでした。長年溜めてきた想いを全てぶつけた作品です。この本で伝えたかった事は、レントゲンやMRIに写っている器質的な変形(椎間板ヘルニアなど)が、必ずしも腰痛症の原因であるとは限らないという事でした。本書を世に出せたことによって、次の一歩が踏み出せたと思っています

全章を6回書き換えたので、脱稿するまで4年も掛かってしまいましたが、作文技術を磨くうえでも良い機会になりました。私は、書き終えた本を読み返す事はありません。日々成長しているので、読み返せば沢山の粗をみつけてしまい、もっと良い表現や言い回しがあったはずと、後悔することが分かっているからです。

オーストリアのザルツブルクにいた宮本恒靖選手をケアしながら、現地のホテルやカフェで本書を書いていたのですが、ある時、自信満々で恒に原稿を見せたところ「これ医学書やろ。難しくて、よう分からんわ。これ、マロが伝えたい事であって、読者が欲しい情報と違うと思うで」と一蹴されました。ショックでしたが、彼のアドバイスは適切だったので、素直に受け止め一から書き直すことにしました。

初めは、整形外科医に対して「どうだ!」という思いで書いていたような気がします。「誰の為に書いている本なのか?」という自問自答を繰り返し、やっと本質的な答えに辿り着いたのでした。

本書を通して学んだ事は、削ぎ落す事の大切さでした。自分の我欲を削ぎ落とせば、伝えたい事がストレートに伝わることを知ったのです。

当初、編集長から「腰痛革命」というタイトルでいくと言われていましたが、私は「掲載している情報は、海外の研究機関や専門機関では、当たり前に知られている情報だから、革命ではない」と突っぱねていましたが、最後の最後に、私から提案した「腰痛はアタマで治す」に収まったのです。腰痛はアタマを使って正しい知識を取り込み、アゴを引いてアタマを胴体の上に位置させるという意味があります。

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痛みと歪みを治す健康ストレッチ

本書があったからこそ、今も本を書き続けられているのだと思っています。

本書のオファーは、知人のラガーマンから突然やってきました。駆け出しで無名だった私に、突然出版の依頼が舞い込んで来たため、最初は半信半疑でした。
知人「お前、本を書かない?」
私「え?俺が書いていいんですか?やってみようかな」
こんな適当な会話から、執筆することが始まったのです。当初は、口述筆記ということでした。

四谷にある貸し会議室で収録が始まりました。レコーダーをテーブルの真ん中に置き、5時間しゃべり続けました。今と比べて1割も知識がなかったため、途中で何を言っているのか、自分でも分からなくなってしまった記憶があります。

そして、出来上がってきた原稿を読んで、「こんな事は言っていません。これはめちゃくちゃです」と猛反発したのです。編集者は「いや、録音した内容をそのまま書き起こしたのだから、そんなはずはない」と認めず、険悪なムードになってしまいました。結局、自分が書くことになったのですが、この時に自分で原稿を書くスタイルが確立されたのだと思います。

しかし、wordはおろか、全くパソコンを扱えなかったので、200×200の原稿用紙に手書きで書いていました。新幹線の中で原稿用紙を紛失したり、ジュースを原稿にこぼしてベロベロになってしまったりと、ヘマばかりしていました。 汚い字で読み難いうえに、矢印だらけのパズルのようになっている原稿を、よくぞ解読してくれたと、担当編集者の方に感謝しています。

見本の本が、手元に届いた時に、きちんとした実用書だった事を知って、大喜びしていました。あの本が売れる理由が分からないのですが、現在13万5千部を越え、アジア各国で翻訳されています。今の方が、ずっと内容の濃い本を書いているはずなのに、この本のセールスを越える本を出せていないのです。

本書を出す機会を与えて下さった方々に、心から感謝しています。

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ギックリ腰は尻から治す

私はギックリ腰を6回経験していますが、もうあの苦しくて情けない状態には二度と戻りたくはありません。ギックリ腰の辛さは、経験した人にしかわからないことでしょう。一昔前までは、ギックリ腰になったらアイシングをするように勧められていましたが、最近では温パックなどのアイテムで、30分以上温めることが推奨されています。たった数年の間に、冷却療法から温熱療法へと変化したわけです。他にもギックリ腰にまつわる迷信や思い込みが、山ほどありますが、専門機関による腰痛症の研究が進むにつれ、人々を惑わせていたものが払拭され始めています。

本書を通して、「本当の事」だけをシンプルに伝えたいと思っています。

ギックリ腰はある日突然やってきますが、実は下半身の筋肉から「そろそろ危ないよ」と警告が発せられているのです。ギックリ腰を繰り返してしまう人は、その警告に気づかないか、気づいても放置してしまう人です。または、下半身と上半身の中心線がズレていることに気づかず、ギックリ腰を患いやすい危険な屈み方をしているはずです。ギックリ腰は、幾つかの事に気をつけていれば回避できるアクシデントなのです。ギックリ腰を再発させないために、一番肝心な事は尻をほぐし、出っ尻で屈む「ヒップヒンジ」を覚えることです。

本書では、ギックリ腰の予防対策はもちろんの事、ギックリ腰から最短で復帰する為のメソッドを詳しく紹介しています。

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アゴを引けば身体が変わる 腰痛・肩こり・頭痛が消える大人の体育

この本は、2年半をかけて書き上げました。

「9年間の体育のカリキュラムに、痛みなく暮らしていくための姿勢や動作パターンを盛り込めば、腰痛症や肩こりに悩む人を、大幅に減らせる」と、本書を通して訴えたかったのです。
また、すでに大人になった人でも、今から始めれば何歳であっても改善できる事を沢山載せました。

オムニバス形式になっているので、興味のある章(本書では講義となっている)から読み始めて頂いて構いません。
身体の機能は全て繋がっていますので、一つの章を読んで実践してもらえれば、それが他の部位に作用するはずです。
皆さんの身体を護る「体育の教科書」になることを願っています。

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睡眠・入浴・ストレッチ―疲れはその日に取り除く!

ムック本は、短期間(6ヶ月)しか書店に置かれないので、個人的には関心が薄いのですが、3つのコンテンツの組み合わせに興味が湧き、参加させてもらうことになった作品です。共著も初めての経験だったので、それだけでも関心がありました。

面倒くさがりの私が、毎晩就寝前にストレッチをやっているわけではありません。それでも、気が向いた時にストレッチしてから床に入ると、身体がだるくて直ぐに眠りにつけます。また、眠りが深くなり、朝が起きたときの身体の強張り感も大幅に軽減されています。
起床直後の腰痛を訴えている方は、ふくらはぎと太腿の裏(ハムストリングス)、殿部のストレッチをしてから床に入る習慣をつけることをお勧めします。
風呂の湯を、自分の好みと体調にあった温度に設定し、深くて長い溜め息をつきながら、ゆっくりと湯に浸かることも、質の良いストレッチをするために大事です。順番が逆さになっていますが、本来は「入浴→ストレッチ→睡眠」が正しい順番です。

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腰痛を治すからだの使い方

「腰痛の絵本をつくりたい」

ずっと、こう思ってきました。

子供からお年寄りまで、活字を読まなくても、画だけで腰痛の発生メカニズムを理解できる絵本にしたいと考えていました。

肝心のイラストレーターを誰にするか。色々と思案した結果、「腰痛はアタマで治す」でお世話になった、イラストレーターの中村知史さんにお願いすることにしました。

この本も1年以上掛かりましたが、最後まで粘り強く中村さんが頑張ってくれたお陰で、思っていたクオリティに近い絵本ができました。本書には、私の好きな人物がモデルとして登場しています。マラドーナ、ブルースブラザーズ、チェ・ゲバラ、ガンジー、寅さん、マドンナ、Lady GAGA、キング牧師、ゴルビー、ダイアナ妃、ボノ。巻末にある「世界に広げよう出っ尻の輪!」というメッセージが気に入っています。

出版後、総合プロデュースを勤めて下さった、編集プロダクションの女性が体調を崩されてしまったことが、本当に残念です。彼女の頑張りなければ、この本が完成することはなかったと思います。忘れられない、熱いハートを持った最高の編集者でした。

私は、この本を一番気に入っています。

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姿勢美人になる! MARO’S姿勢矯正ストレッチ

唯一、マロッズの名前をタイトルに冠したムック本です。

姿勢分析によって出た結果を元にして、姿勢矯正のためのストレッチとエクササイズが中心になっています。

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凛とした女になる姿勢セラピー

海外に滞在している時に、ペタペタと足を引きずりながら、猫背で歩いている日本人の女性たちを見て、「格好悪いなぁ」としみじみと思ってしまいました。 日本の女性は、ハイヒールでエレガントに歩くのが苦手で、特に若い女性は内股でペンギンのように歩いています。

日本人男性の姿勢と歩き方も、決して褒められたものではありません。昨今の日本人の姿勢と立ち居振る舞いは、性別問わず、他国よりも劣っているかも知れません。
色々な方面から、日本人が高く評価されているのに、姿勢がだらしないのは勿体ない事です。

もともと、日本人は佇まいが美しく、凛とした姿勢だったはずです。 再び日本人の姿勢が美しいと評される日が来て欲しいという、願いを込めて書いた本です。

本書を読んだ若い女性が、子供に凛とした姿勢になるコツを伝授してくれたら嬉しい限りです。

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燃焼系リアル・ダイエット―脚、ヒップ、下腹、二の腕を引き締める!

「痛みと歪みに効く健康ストレッチ」と、同じ編プロのスタッフからのオファーで始まった本です。

当時の実力で一生懸命書いたムック本ですが、普通のダイエット本です。

派手さはありませんがリアルな本だと思います。

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ケガと痛みに効くストレッチ

元ムエイタイチャンピオンの石井宏樹選手に出演してもらった作品です。

DVD付きの書籍は今回が初めてですが、トータル115分とボリューム満点の内容となっています。
痛くてストレッチできなかった部位や、硬くて伸ばせなかった部位に、一度抵抗を加えてから伸ばす、「レジスタンス・ストレッチ」が本書の特徴です。

また、ストレッチを効果的に行うための5つのコツを詳しく紹介しています。
姿勢の歪みチェックやテニスボールを使ったトリガーポイント療法、骨盤とアゴの連動性など、動画でなければ伝え難いことを、ゆっくりと時間をかけて説明しています。

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一生歩ける カラダづくり

ヒトは足から老いていく。

輸送機関である足が丈夫であれば、ヒトは幾つになっても好きな場所に行き、好きなことが出来ます。
重たい物を持ち上げる機会が殆どなくなった今、限られた時間のなかで選択的に鍛えるとすれば、足を鍛えることをお勧めします。
実際、この本で紹介されているエクササイズの8割以上は、足を鍛えるためのメニューとストレッチです。

本書では、クライアントとして10年以上お世話になっている、大宅映子さんにモデルとして登場して頂きました。彼女は、どんな忙しいときでも、ワークアウトと身体のメンテナンスを欠かしません。
その姿勢が、あのスタイルを維持し、大好きなゴルフをずっと続けられている理由なのでしょう。

本当は、「一生歩ける脚づくり」というタイトルにしたかったのですが。。。

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