脱杖生活

昨年10月に転倒して左大腿骨を骨折し、今年の1月まで入院されていた84歳の女性。

 患部と左膝の痛みと腰痛で来院。
 病院では体を吊って免荷した状態で歩行練習をしているそうだが、一向に痛みが軽減せず、杖と歩行補助器が手放せない生活が続いていました。
 90分後、杖は娘さんが小脇に抱えて、御本人は杖なしで普通に歩いて帰られました。
「凄いね!」「歩けてるね!」とご家族も喜ばれていました。
 自分にはいつもの光景だが、御本人たちにはインパクトがあったのだと思います。
慢性的な関節炎や術後に、杖を手放せない高齢者が大勢います。
 杖をついていると当然体が歪み、他の部位に問題が拡ってしまいます。
 杖なしで歩けるようにすることは、一般的に考えられている難しくない場合もあります。
 御縁があれば、1人でも多くの高齢者を杖なしの生活に戻したいと思います。