舌の位置と首の痛みと安定性

 首を動かした時に痛みや強張りがある人は、首を動かす前に、口を閉じて舌先を口蓋(上の歯の裏側)に押し当てておきましょう。

舌を動かす筋群は、舌骨を介して様々な方向から付着していますが、舌先を口蓋につけることによって、頚椎の関節をサポートする深層筋が働きます。

たったこれだけの事で、首を動かした時の痛みと不安感が和らぎます。

試しに、開口して舌を緩めた状態にして、掌でおでこを押したときと、閉口して舌先を押し当てた状態でおでこを押したときの、頭と首の安定感と抵抗力を比べてみて下さい。

さらに、閉口して舌を押してた状態では、頭部を前に出そうとしても、動かないことに気づくはずです。
つまり、万病の元であるヘッドフォワードポスチャーを予防して、全身的な不調の予防・改善に役立つという事です。

コンタクトスポーツをしている方は勿論のこと、ゴルフやテニスなど上半身を素早く回転させるスポーツをされている方も、プレー中は閉口して舌先を押し付けておく癖をつけましょう。

PCやスマホを操作しているときも同じです。
8kgちかい頭の重さを長時間支えて、首肩への負担を軽減するためには、軽く頷いて、舌先の位置を固定しておくことが大切。

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些細な事でも継続していると、明らかな違いがでます。

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症状ごとに種目が分類されているので、御自分の症状に合わせて選択的にご覧下さい。

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※知人から届いた画像