「知っている」を「やっている」に

「知っている」や「わかっている」を「やっている=無意識」にするために みなさん、こんにちは。 私は最近、デイケアサービスで介護職の方の健康増進のためのヘルスケアプログラムを担当させて頂いております。   これまでマロッズにきて学んだこと、クライアント様との日々のセッションを通じて感じた事をプログラムの中で お伝えしています。 プログラムを行っている中で、聞いた事や感じた事の理解を深めるためには、とにかく実践してみることが重要だと考えています。 さらに、人に伝えたり教えたりすることによって、理解はさらに深まっていきます。 マロッズ便りには、身体についての情報やコツがアップデートされていますので、ご自身で試されて良いと感じたことを、ぜひ身近な方と共有していただけたら嬉しいです。 梶葉

講話

  先日、ある企業の新入社員研修会で講演してきました。 テーマは姿勢。 姿勢には、心身のコンディションがそのまま反映されます。落ち込んでいる人、足腰を痛めている人、イケイケの人。姿勢と歩行フォームを見れば、だいたいの察しはつくものです。 さらには、将来起こりうる身体的リスクを予測することも可能です。 若いからといって、生きていくのが楽なわけではありません。若人は若人なりの悩みを抱えているはずです。 今回も平穏無事に暮らしていくための知識と身体の使い型についてレクチャーしました。   今月27日に再び登壇する予定になっているので、前回伝えたことを一つでも実践してくれているか確認しようと思っています。 知っている、わかっているだけでは不十分。やっているになって初めて意味があります。 次回は、1000人を超すオーディエンスの前でお話することになっています。  

内股のリスク

膝痛の主な原因の一つがKnee in(内股)です。 実際に膝痛を抱えている方を観察していると、膝が内側に入ってしまっている姿を頻繁に見かけます。(男性よりも女性の方が内股が多い)    内股で長時間座っていたり歩いたりしていると、高い確率で膝痛を引き起こします。 膝の向きは、基本的に正面を向いているのが理想です。 座るとき立っているときのスタンスと膝の向きを、ときどき意識してみてください。 梶葉

楽に立てるスプリットスタンス

 みなさん、こんにちは。 前回、ご紹介したつま先を正面に向ける立ち型=スタンスを実践されていますか?  スタンスを腰幅にしてつま先を正面に向けると、拇指球が意識しやすくなりバランスが安定するうえに、骨盤が前方にスライドするのを防止できます。  しかしながら、長時間足を平行にして立っている(=パラレルスタンス)と、窮屈さを感じて疲れてしまうかも知れません。 今回は、パラレルスタンスよりも楽に立っていられるスプリットスタンスをご紹介いたします。        まず、足を前後に開きます。足を前後に開く間隔は、半足分でOKです。 次に後ろ足の踵と拇指球に80%くらい荷重します。 前後に開脚することにより、バランスを崩して後方に倒れてしまうリスクがなくなり、上半身の余分な緊張がとけてリラックスできます。さらに、背骨が理想的なカーブに収まるのです。  この立ち型をスプリットスタンスと呼びます。ひらたく言うと半身立ちです。 ときどき前後の足を入れ替ることがポイントです。そうすることで、身体に偏った負担をかけずに済みます。これは膝痛や股関節痛、腰痛の予防改善にも繋がります。 ぜひお試し下さい。   梶葉