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恩返し

 今日は、16年前に「トレーナー」という職業に就く機会を与えてくれた、南青山のリビエラスポーツクラブで、スタッフの方々を対象にしたセミナーを開催しました。

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「いつか恩返しをしたい」という想いを胸に、今日までやってきましたが、漸く叶いました。いつ来ても懐かしい場所。
第1回目は、「姿勢測定➡️分析➡️パターン分け➡️姿勢矯正プログラムの実施」という流れでした。

 今後は、呼吸パターンの改善やコアコンディショニング、プライマルムーブメント、腰痛改善プログラムなどを、疼痛改善と機能向上を目的とした包括的なシステムを、リビエラスポーツクラブに根付かせられたら良いなと考えています。

 会員さんを対象にした腰痛教室も、12月から毎月開催する予定です。

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 報酬は、もちろん0です。
恩返しと新たなチャレンジの機会を与えて下さった、塚越トレーナーと福田副支配人に感謝致します。

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20年ぶりに

 昨日は、西が丘サッカー場で20年ぶりにGKのユニフォームに袖を通しました。

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 全くGKの練習などしてきませんでしたが、ウォームアップのシュート練習で体が勝手に反応して、それなりのフォームで動くことに驚きました。
何万回と繰り返した動作パターンが、20年間消去されることなく、脳と神経系に残っていたことを体感的に知ったとき、不思議な気持ちになりました。

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 ゴールマウスに立つと、まるで「自分の場所」に戻ってきたような感覚が沸いてきます。

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 もう、このような機会はないと思いますが、気づきの多い、貴重な時間となりました。

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本日発売の「FRYDAY」掲載

本日発売の「FRIDAY」のP74~75に、「腰痛になる姿勢」について紹介しています。
コンビニに寄ったついでにチェックしてみて下さい。

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メダル

銀メダルの重さ

 元800メートル選手の横田真人氏のご紹介でご縁を頂いた、山縣亮太選手が400mリレーで見事に銀メダルを獲得。
長引く腰痛のために思うようなスタートダッシュがきれず、引退することも考えていた選手が、日本の陸上競技に新たな歴史を刻んだことに敬服しています。

多くの選手が怪我に泣かされて引退していきますが、彼はそれを跳ね除けました。
「人生は、最後の最後までわからない」。
元プロアスリートとして、そんな事を思わされる瞬間が山ほどありましたが、スランプに陥っていた当時の山縣選手を振り返ると、改めてそう思います。

とにかく、おめでとう!!

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フィジカルコーチとして

 東京大学ヨット部のフィジカルコーチとして、今日から1年間お手伝いすることになりました。
今後の展開が、とっても楽しみです。

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学び

 4/29~5/1まで築地にある朝日浜離宮ホールでセミナーを受講してきました。
講師は、脊柱のリハビリテーションで著名なクレイグ・リベンソン氏。

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 残念ながら、彼が書いた名著「脊柱のリハビリテーション上巻・下巻」は、日本国内で絶版になってしまいましたが、本当に素晴らしい作品です。
 
 クレイグ氏はプラハスクールの出身で、ルィット博士やヤンダ博士から多くの事を学んだそうです。スチュワート・マックギル博士をはじめ、世界的に著名な研究家たちとネットワークを築いています。
 一昨年お会いしたマックギル博士と同様に、器が大きく深みのある方でした。そして、茶目っ気があって可愛らしい。

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 今回のセミナーに参加したことによって、散らばっていたピースが揃った気がします。
目指すべきゴールが明確になってきました。数年ぶりにワクワクしています。

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 新しく学んだ知識と過去の知識が融合して、知恵に変わる。
40歳を目前にして、学ぶことが楽しくてしゃーないです。

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生涯現役主義

チェリーテラスのHP

 今年、めでたく傘寿を迎えられる櫻子さん。
代官山ヒルサイドテラスに「チェリーテラス」という素敵なお店をだされています。毎晩、ワインでアルコール消毒をすることを欠かさない櫻子さん。

 YUKIさんの「恋愛模様」という歌に、「あの道行くのは2丁目の櫻子じゃないか」という一節があるのですが、実は、この櫻子さんの事をイメージして書かれているそうです。READ MORE

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介護士の腰痛予防と対策セミナー

 今日は水戸市で介護士、理学療法士、看護師の方々を対象にした「腰痛予防と腰痛対策セミナー」を開催してきました。
介護士の約80%が腰痛を自覚しているとも言われ、休職、離職の主な原因となっています。

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 中腰姿勢でのオムツ交換や入浴の介助、ベッド⇆車椅子へのトレース、床上の体位変換など、腰部に大きなストレスを与える動作のオンパレードで、いつ腰痛が発症しても不思議ではない環境におかれています。

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 過日、介護士が起こした事件が世間を震撼させ、当然、加害者への非難が集中したわけですが、個人的に一つ思う事がありました。
それは、介護士たちの心身のコンディションを、雇用者と現場の責任者が把握・管理し、適切なケアをしてきたのかという事です。

犯罪を犯した男性を擁護するつもりは毛頭ありませんが、もし介護士として誇りを持ち続けられるような環境にあって、スタッフに対する十分なケアがなされていたら、あのような悲惨な事件が起きていたのだろうかと愚考します。(どんな環境であろうと、皆が過ちを犯すわけではありませんが)

 待遇とは、給与面のことだけでなく、充足感やモチベーションといった精神面の状態に配慮することも含まれているはずです。
 「そんなのお金を払っているのだから文句言うな」、「それが仕事なんだから」と言う人もいるかも知れませんが、介護士はロボットではなく生身の人間です。老いた親の面倒をみてくれる彼ら、彼女らの身体的、肉体的な負担を包括的にケア・サポートするシステムが機能しなければ、どんどん優秀な人材が他業種へと流出していくことでしょう。
 
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 今回の講演でベースになったのは、「医療従事者の腰を守る」です。
 伝えたかったのは、「第一に自分のことを労って下さい」という事でした。
 痛みがあると、姿勢や動作パターンが崩れるだけではなく、性格や人格までも変わってしまいます。
 
痛みや機能的な問題を抱えていたら、人に親切にできるでしょうか。上質なサービスを安定して提供することは大切ですが、それを果たすには、サービスを提供する人のコンディションが保たれていることが重要だと、私は考えています。

 昨今、ヒップヒンジという言葉が普及してきて、出っ尻にして屈んだり、物を持ちあげたりすることの重要性がメディアを通して広まってきましたが、介護の業界には十分に浸透しているとは言えません。

ジムで重たいバーベルを持ち上げるためだけに、デッドリフトやスクワットリフトがあるわけではありません。むしろ、医療現場や介護の現場でこそ、それらのスキルや知識が活かされるべきです。

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 腰に過度な負担をかけずに人を挙上するには、ヒップヒンジとブレーシングだけでは不十分で、肩甲骨を胸郭に固定して上肢の安定性を高める必要があります。今日はその感覚を掴むまで、何度も反復練習してもらいました。

 車椅子やベッドから移乗する際に、相手の足が揃えた状態だと重心の移動が不安定なため、踏ん張られてしまうこともあります。両者が足を前後に開き、介助される人が立腰+足を前後に開脚し、後ろ足の前足部で地面を蹴りだすことによって、ずっと小さな労力で楽に移乗することができるのです。
 参加された方々の反応から、アドバイスした事が実践的で実効性が高いことが伺えました。

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 介護士への社会的なニーズは高まる一方、若い人たちで介護士に成ろうとする人は減っています。過酷で体を壊しやすいうえに尊敬を得られない事などが影響しているそうです。
 ただでさえ人材が不足している中で、十分に経験を積んだ介護士の方々が、腰痛で休職・離職してしまうようなケースが少しでも減るように、機会があれば継続的に介護士を対象にした講演を開催していきたいと思っています。