想いを電波に

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「小中学の体育でかがみ方、しゃがみ方、捻り方を教えたら、日本人の腰痛がなくなる」というメッセージを電波にのせられた事が良かったです。

どの業界でもテッペンに立つ人は、謙虚で強いハートを持っていると思いました。

FMTOKYO 高橋みなみの「これから、何する?」(生)出演のお知らせ

明日28日水曜6:30〜6:40まで、J-wave 別所哲也さんがパーソナリティーを務める「MORNING RADIO」に出演します。

MORNING RADIO
また、6/29 木曜 13:30〜14:10まで、FM TOKYO 高橋みなみさんがパーソナリティーを務めている「これから、何するの?」のベスト3先生というコーナーに出演します。生放送です。

FMTOKYO高橋みなみの「これから、何する?」

タイミングが合えば、是非お聴き下さいませ。

 

 

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舌の位置と首の痛みと安定性

 首を動かした時に痛みや強張りがある人は、首を動かす前に、口を閉じて舌先を口蓋(上の歯の裏側)に押し当てておきましょう。

舌を動かす筋群は、舌骨を介して様々な方向から付着していますが、舌先を口蓋につけることによって、頚椎の関節をサポートする深層筋が働きます。

たったこれだけの事で、首を動かした時の痛みと不安感が和らぎます。

試しに、開口して舌を緩めた状態にして、掌でおでこを押したときと、閉口して舌先を押し当てた状態でおでこを押したときの、頭と首の安定感と抵抗力を比べてみて下さい。

さらに、閉口して舌を押してた状態では、頭部を前に出そうとしても、動かないことに気づくはずです。
つまり、万病の元であるヘッドフォワードポスチャーを予防して、全身的な不調の予防・改善に役立つという事です。

コンタクトスポーツをしている方は勿論のこと、ゴルフやテニスなど上半身を素早く回転させるスポーツをされている方も、プレー中は閉口して舌先を押し付けておく癖をつけましょう。

PCやスマホを操作しているときも同じです。
8kgちかい頭の重さを長時間支えて、首肩への負担を軽減するためには、軽く頷いて、舌先の位置を固定しておくことが大切。

アゴトレには、自分の首を守る為に必要な情報とスキルが沢山載っています。
些細な事でも継続していると、明らかな違いがでます。

DVDは61分ありますが、全部見る必要はありません。
症状ごとに種目が分類されているので、御自分の症状に合わせて選択的にご覧下さい。

頭痛・首肩の痛みと強張りを動かしながら治す アゴトレ amazon

※知人から届いた画像

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呼吸と姿勢と痛み

呼吸への介入で自律神経の働きが変わります。
副交感神経にスイッチが入ると、脳の働きが変わり、自然と姿勢が整います。

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介入前の呼吸


介入後の呼吸

今までアレコレやっても前のめりの姿勢と、首や肩凝り、腰痛が改善しなかった人たちが、呼吸のエクササイズでコロッと変わる様子を、毎セッション後に見ています。

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主に上部胸郭で呼吸していた人が、横隔膜を使った呼吸に変わったとき、体の背面の筋緊張が緩和して、寛骨の過度な前傾と腰椎の前弯が改善されます。
そして、股関節や肩関節の可動域も大幅に改善します。

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先ずは呼吸から。
呼吸が変われば姿勢が変わる。
姿勢が変わると機能と痛みが変わる。

この先に拡がる可能性を強く感じるこの頃。
これからも精進致します🙇🏻

ヘルニア2月

椎間板ヘルニアの経過

3日前に信濃町にある某大学病院でMRIを撮ってきました。
嬉しい事に、11月に撮ったときよりも、椎間板ヘルニアは小さくなっていました。症状は、疲労が蓄積すると左脚の脛に軽い違和感が出る程度です。

ヘルニア11月
11月に撮影したときの画像

ヘルニア2月

2月22日の画像 ヘルニアが狭小化して、脊髄への圧が軽減されたように見える

 担当医師は、同大学病院の准教授ですが「なんでヘルニアが小さくなったのか分かりませんが、まあ、良い方向に向かっているということで安心しました。重たい物を持ったりしないで、現状の生活を維持する感じで過ごしてください」というコメント?意見?でした。

 「あのさ、偶然に小さくなったんじゃなくて、アタマ使ってヘルニアが改善するように努力してるんだよ」と言いたい。
  トータルで2時間かかって、診察時間は3分間。指一本カラダに触れることなく、何に気をつけているのか、どんな暮らし方に変えたのか、そんな事すら質問しない。

 病院の診察に対する思いは、新書「腰痛はアタマで治す」に書いたので、今更あれこれ言うつもりはありませんが、あれで診察したことになるんだから。。。敵いません。

 最近、テレビや雑誌で盛んに「85%の腰痛は原因がわからない」と言っているようですが、原因が分からない理由は、シンプルだと私は考えています。

 85%の腰痛症は、画像検査の結果には描出されない軟部組織の機能的な問題に原因があるからです。
 これらの問題は、実際に触診したり抵抗を加えたり、自動・他動で動かさないと原因が特定しにくいのです。
 少なとも、座る姿勢や歩行、下肢の機能、かがみ方や持ち上げ方などのフォームをチェックしなければ、本質的な原因はみえてきません。

「痛みがある場所に原因はない」
リハビリの父であるヤンダ博士の言葉に誠がある。

 腰痛症に限ったことではありませんが、運動器の問題に対して機能と構造の両方から切っていかなければ、100年経っても状況は改善しないでしょう。
 椅子に腰掛けたまま診断するってことは、車のボンネットを開けずにエンジンが故障している場所を言い当てるようなものです。

 機能面から問題を切れば、パンドラの箱を開けることになります。刻々と変化する動きを3次元で分析して解析する必要があるわけですから、静止した写真と睨めっこするのとはワケが違う。

 面倒でも困難でも、一生をかけてそこを追及することが、「専門家」と呼ばれる人たちの使命であり、人から尊敬される職業なのだと思います。 

 先進国のなかで日本の医療レベルは、制度的な問題や既得権者たちの利権を守るために歪められ、大幅に遅れているところが多々あります。
 保険制度に革命でも起こらない限り、腰痛症に対する療法は、これからも進歩しないのかも知れません。

 立場が異なると景色も事情も変わるので、医師にしか分からない事や悩みも沢山あると思います。

 けれども、ベルトコンベアー式の診察という悪しき慣習から抜け出せないままだとしたら、医師としての信頼感と説得力を十分に活かしきれず、とても勿体ないことだと思います。

例えば、下記のテストを実施した場合の所要時間は4〜5分ですが、これだけでも腰痛症の原因を特定するのに、重要な情報が得られます。

1.姿勢検査 2分 (前額面と矢状面で、それぞれ4パターンに振り分ける)
2.座り姿勢のチェック 30秒
3.下肢の可動性チェック 30秒
4.しゃがみ方、屈み方のチェック 30秒
5.荷重バランス5秒 (2つの体重計で計測)

 医師が行わなくても、PTが隣で計測すれば診察時間は延びないはず。

 患者の中には「医者に行っても治してくれない」と勘違いしている方もいますが、医者は診る事が第一の仕事であって、治すのは自分自身です。

 医師には、「結果」ではなく「原因」を丁寧に説明し、何に気を付けていれば予後の悪化を防げるのかを、アドバイスする責務があると思います。

  兎にも角にも、数分の診察時間であっても、双方にとって有意義な時間になるように、もうちょっと工夫して頂きたいと強く願います。

解剖実習で学んだこと

 帰国してからバタバタしていて、解剖実習の体験を整理をする時間が捻出できずにいますが、
既に日々の治療に大変役立っています。

 ー1°で保存されている御検体は、死後硬直しておらず、生体と同じく関節や脊柱に可動制限があります。
皮膚と脂肪組織を取り除き、全身の筋肉が見える状態にしてから、上肢と下肢を多角的に動かしてみて、肩甲帯と骨盤帯に付着している筋膜の連動性や癒着を
視診と触診で確認することができました。
 
 ホルマリンでフィックスしていないからこそ試せることであり、これだけでも多くの気づきや確認できる事があるのですが、さらに関節の可動制限に
なっていると思われる癒着した筋や腱、靭帯をメスで切除して、どの組織が制限因子になっているのかなど、様々なことが確認出来ました。

 例えば、股関節の外旋に制限がある場合、大臀筋と外側広筋が連結する部位と腸脛靭帯と外側広筋の癒着に対して、徒手療法で可動域を改善するわけですが、
その部分をメスで剥離すると、徒手療法と同様の結果が得られることがわかります。
 つまり、施術によって得られる効果を、解剖しながら確認し実証することができるわけです。
このことは、やってきたことの意味を確信することに繋がりますし、徒手でアプローチできる範囲の再確認にもなります。

 実際に、椎間板の断面を触ってみたり、小指ほどある坐骨神経を引っ張りあげてみたり、横隔膜の張りに触れたりすると、画像や動画だけでは知ることが
出来なかった情報が得られました。(まさか、頭皮や顔の皮膚を私が剥離することになるとは予想していませんでしたが)

 実習に参加する前と後では、人体への理解と死生観が大きく変わりました。
ドナーに対する感謝の気持ちを忘れず、この経験を多くの患者さんに活かしていきたいと思います。

伊藤和磨

20170119-Jornal Nikkey Shimbun p6 Samurai 17

サムライの姿勢17話 腰痛持ちの賢い生き方 その3

【20年止まったままの腰痛診療】

 エジプトに滞在しているはずだった9日間が、病院巡りとなったわけですが、幸いにも知人による助けで、3名の著名な脊椎外科医の診察を受けることができました。

3名ともMRIの画像所見を見て、「間違いなく、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛」という診断でしたが、一人も手術を勧めてきませんでした。 

 一般的な外科医だったら手術を勧めてもおかしくない状態なのに、あえて保存療法を推奨してきたことに感心しました。
  一方、診察室で行われた検査は、神経学検査、筋力検査、反射検査の3種類のみで、所要時間はたったの2分間でした。

腰痛の本質的な原因を探るためには、既往歴、職業、スポーツ歴、ライフスタイルの問診から始まり、姿勢検査、歩行分析、呼吸パターンの他に、屈み方、しゃがみ方、ねじり方といった機能的な検査も実施する必要があります。

 しかしながら、患者の体に指一本触れることなく、パソコンに向かって患者のデータを入力しながら、診断をしてしまう医師が山ほどいるのが現実です。

【腰を診て人を診ず】

 日本の医療は、健康保険がベースとなっているため、一人当たりの診察時間に数分しか割けないのは仕方がない面もありますが、数分間であっても、もっと必要な情報を沢山得る方法はあるはずです。

 「腰を診て人を診ず」。既存の悪しき診療形式が変わらない限り、今後も医療機関では「腰痛は原因がわかりにくい症状」であり続け、「不要な手術」を受ける患者と、治るはずの腰痛を慢性化させてしまう人の数は減らないことでしょう。

【ヘルニアがあっても痛くないのは、なぜ?】

 脊椎外科の診察を受けて、新しい発見も幾つかありました。なかでも「椎間板ヘルニアがあっても、痛い人と痛くない人がいる」また、「なぜヘルニアが神経を圧迫しているのに、1カ月位経つと症状が緩和するのか」という疑問に対する答えです。

 その内容とは、「飛び出した椎間板や変形した骨が、脊髄や神経を落ち潰していたら、痛みや痺れが発症しないケースはほとんどない。

無自覚だとすれば、それは神経の病変。写真には神経が圧迫され、映っていても、まだ神経が逃るスペースがある場合は、症状が軽度で済むこともある」

 また、椎間板ヘルによって眠れないほどの痛みや、数十メートの歩行が困難になっても、暫くすると症状が治まって歩けるようになるのは、「神経の炎症が治まると、神経の腫れがひいて圧迫されなくなる。患部周辺に分泌された炎症物質が吸収されて痛みが改善する」。

【学んだ事】

 今回の事を経験して身をもって知らされた事は、神経に炎症が起きてしまったら「時間薬」による効能を辛抱強く待つことです。
弾薬庫に引火したら、火薬が無くなるまで爆発・炎上し続けるように、脊髄、神経根が炎症(引火)を起こしたら(真性の神経症状)、それが治るまでは、いかなる治療も効果が持続し難いということです。

ただし、こういう重篤なケースは腰痛を訴える患者さんの15%程度で、それ以外は筋筋膜性の腰痛の可能性が高いう事です。(多くの腰痛症の病巣が、画像検査に描写されないワケがここにある)
つまり、専門家によるマッサージや鍼治療、セルフケアで症状を改善できるわけです。

椎間板ヘルニアや脊柱管・椎間関節の狭窄があったとしても幾つかの事を守っていれば、腰痛を発症させずに暮らしていけるということです。ちょっと希望がもてますよね。

つづく。