2月3日 情熱大陸
何事もすんなりと成し遂げるより、障壁を乗り越えて達成する方が、得られるものが大きいと思います。来場所の大関昇進を目指し、出来る限りのサポートをしていきます。
情熱大陸 2月3日23時から放送
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、手術の日程が決定している方や術後に症状が再発してしまった方が、全国各地からいらっしゃいます。
MRI検査後に、飛び出た椎間板や変形した骨が神経を圧迫している画像を見せられると、「あぁ、神経に触れているから痛いんだ」なんて具合に、主訴と結びつけて捉えてしまいます。
MRIを設置した病院は、手術を受ける患者の数が著しく増える。あれを見ながら手術を勧められたら、仕方がないと思って首を縦に振ってしまうでしょう。
ほんとうの腰痛は、腰が痛むのではなく、脛から足首が激しく痛みます。
激痛で50mも歩けなくなると、1分でも早く手術して楽にしてくれと懇願したくなります。
私も2年前の坐骨神経痛で立てなくなったとき、病院でMRIの画像を見せられて「2度とバーベルを担いだり、持ち上げたりしない」と思ったし、「ヘルニアを切除すれば…この苦痛から解放されるんだ」とも考えました。
でも結局、切らずになんとか暮らせています。
でも、昔の腰の状態とは同じではありません。
ときどき、歩いていると左足全体が痺れてしまうこともあります。腰が悪いという事実を受け入れて、共存したいく覚悟をきめました。
セルフケアをしていれば、ランニングしたり泳いだりもできるが、腰に負担をかけるようなレベルの運動はしていません。
正常な腰椎と椎間板
自分の腰椎と椎間板
どんなに辛くても、それが何年も変わらずに継続するケースは極めて稀だと言えます。
大抵は、2ヶ月経過すると、神経の炎症と腫脹が自然と治り、症状が緩和して腰のことを考えずに暮らせるようになっていくものです。
引火して爆発した花火のように、火薬がなくなるまで痛みは続くが、やがて消えていきます。
激痛で思考力が削られると、手術でなんとかしてもらいたいと考えてしまうものだが、術後のコンディションは想像しているほど快適なものではありません。
特に腰痛症は、病巣が軟部組織にある場合が多く、画像所見だけで手術に踏み切った場合、望んだ結果にならない確率が高いのです。
それは、19年間腰痛患者を診続けてきて痛切に思うことです。
病院側としては、手術した方が儲かるから手術を勧めてくるわけだが、患者の腰痛ライフをろくに調べることなく、機能テストも実施しないまま、よくぞ人様の体を切れるものだと感心します。
他人の痛みなら100年でも耐えられますから。
1ヶ月後 初診
上の画像は、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛で来院されたときのものです。
初診のときは激痛で立っていられなかったが、1ヶ月後(2度の施術)には通常の生活を送っています。
本人も痛みは、1〜2割程度と言っているが、痛みがないからと言って、腰の構造が元に戻ったわけではありません。
下記の画像を見ただけでも、左の大臀筋と右の腰部の筋肉が萎縮しているのが一目瞭然。
なにもしなければ、いずれ再発する可能性は高いのです。
痛みがなくなったから、それで「はい、終わり」ではありません。そこから、次のフェーズ(運動学習+認知行動療法)が始まります。
このようにアンバランスな状態から、バランスされた状態へと回復させることも、私の仕事の一つ。
最終的には、本人がやりたい事を遂行できるところまで引き上げていきます。
切るべきか切らぬべきか。
個人的にはできるだけ切らずに、工夫しながら共生していくことをお勧めします。
脳と脳神経の働きに問題があって、姿勢と歩行の問題や慢性疼痛、運動機能障害が起きている場合は、患部の治療をしても直ぐに元に戻ってしまいます。
大脳皮質や脳幹を活性することで、痛みや動きを改善するための手法を学びます。うまくハマるとイリュージョンのように状態や症状が改善されます。
このセミナーを受講するのは2回目。
同じテーマでも繰り返し受講すると、イメージが立体的になり理解が深まりました。
今週9月10〜16日は、厚労省が定めた自殺予防週間。
昨日は、日本財団ビルで社団法人リヴオンの尾角代表にゲスト講師として御招き頂いきました。
テーマは、「死にたいの奥にある声をきく」
自分は「うつに呼吸と姿勢から取り組む」ことの可能性と効果について、体験談をもとにお話しました。
これまで60企業で、メンタルヘルスに対するフィジカルケアの重要性を説いてきました。
心と体の問題を分けて捉えている心療内科医と産業療法士、一般の人に大変多いのだが、その考え方とアプローチでは根本解決には至らりません。
心を納めている器が体であり、一体になったものが「身」だからです。
18年間で延べ4.2万人の患者を診てきましたが、たかが腰痛、たかが頚の痛みであっても、慢性化すると心が疲弊して折れてしまうだけでなく、自尊心が保てなくなります。
痛みのトラウマが本来の姿勢と生活動作フォームを破綻させ、非効率な体の使い方が脳にインストールされてしまいます。
これが腰痛を再発させる負のループを形成し、痛くて休職→復職→休職→離職のパターンを繰り返すことになります。
「私だって痛むときはあるけど、頑張っているのよ」と、周囲の人たちに言われるようになる。職場でも家庭でも理解されず孤立していきます。
長引く痛みで生活が壊され、死にたいと考えている人と、どれだけ会ってきたことか。
それでも、体を痛める姿勢や動作の癖、貧しい呼吸を改善する方法を会得して、自力で痛みを予防してコントロールできるようになると、誰もが元の輝きを取り戻します。
これは腰に限ったことではなく、全身の不調に当てはまること。
例えば、新型うつと呼ばれる首や肩の凝りに起因したうつ的症状は、椅子の背もたれの縁を活用して、後頭部と頚の間にある後頭下筋群をほぐすだけで大幅に改善できます。
こんな些細なセルフケアだけで、感情と自己を定位する感覚が蘇り、フラつきやめまい、浮遊感、目の奥の痛みが改善できるのです。
心が病んでいるからうつになるのではなく、体が疲れきって許容量が小さくなっているから、うつになってしまうのではないか。自分はそう考えています。
心を元気にさせるためには、心の器である身を元気にさせることから始めるのが道理でしょう。
昨日は参加者の方々に、地に足をつけること、呼吸のデトックス効果を体験してもらいました。
10本の指で救える人数は限られているので、今後も執筆や講演を通じて、出来るだけ多くの人に、自分の体を労わることが、心と魂の癒しになることを伝えていきたいと思います。
この度、青山にあるYON-KA japanと提携することになりました。
ヨンカの商品の質とスパの技術は、本国フランスは元より、日本でも熱烈なファンが増え続けています。
スパのサービスに「呼吸」と「ストレッチ」を組み合わせることにより、トリートメントの効果と持続力を高める事が狙いです。 上質なコスメにメディカルの要素を加味して、深みと拡がりがでることを期待しています。
私は、14歳からアトピーに悩まされてきました。無意識に肌を掻きむしってしまい、シーツや白いシャツを血で汚し、毎度使い込む前に捨てる羽目に。
AD軟膏を持参しないと外泊できないほどの乾燥肌で、肌に瘢痕組織が形成され、色素沈着を起こして赤黒くなっていました。
勧められた皮膚科をはじめ、あらゆるスキンケア用品や薬剤を試してきましたが、最後は望まないステロイドを塗って、その場を凌ぐことの繰り返し。
そんなときに知ったのが、ヨンカのデトックスクリームで、現在使用して3ヶ月ですが、痒みがなくなり、痒かったことすら忘れています。
しかも、諦めていた色素沈着も徐々に改善しつつあります。これには、本当にビックリ。
今回、お手伝いさせてもらう気になったキッカケは、ヨンカさんの企業理念と商品のクオリティの高さ、スタッフさんたちの熱い想いに共感したからです。
アトピーに悩んでいる方こそ、是非一度お試しいただければと思います。
ゴマージュ エキリブレ
GOMMAGE DOUX
200ml ¥7,800(税抜)
今日から3日間、紀尾井町でイマキュレーション・ダイセクションというユニークなセミナーに参加しています。
主宰者である Dr.キャシー・ドゥーリーのエナジーには、人を惹きつける魅力があります。
機能解剖のおさらいとして、とても有意義な時間。
アメリカのネブラスカ州にあるPRIの創設者 ロン・ハラスカ氏。最高峰の理学療法士。
神がかった能力は、今更語るまでもないが、これほど思慮と愛情深い人を自分は知らない。
もし、人生が二度あっても、彼との差を縮めることはできないが、言葉を交わせただけでも心から感謝したい。