肩の痛みと機能不全への介入

大腸癌が肺と皮膚に転移し、ステージ4と診断された患者さん。

 国内では認可されていない治療薬によって、現在は腫瘍が消えています。腫瘍マーカーも一桁台に定着。 
 しかし、左肩甲骨と肩関節に、持続的かつ強烈な痛みがあって紹介されて来院されました。 本人は、骨転移を心配していましたが、血液検査と画像検査の結果、癌ではないことが確証されたので、お互い不安なく、肩のケアに専念することが出来ました。 

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肩甲骨内上角と内縁の膨隆と浮腫が改善

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before 肩甲骨周辺が膨隆   

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after

 痛みなく全可動域を動かせるようになるでは、もう数回掛かりそうですが、3回目で翼状が改善されています。 
 下部僧帽筋が機能し始め、前傾、外旋していた肩甲骨がリポジション(下制+後傾)されて、頭の後ろで手を組んで、休めるようになっています。
       
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肩の痛みと機能が回復すれば、姿勢も改善される