IN & OUT

こんにちは!

先日、母校の専門学校で講師の仕事をさせて頂きました。

人に何かを伝えたり教えたりするのはとてもエネルギーのいることですね。

それでも今まで得てきた情報をアウトプットすることで、

自分にとっての再学習にもなり、とても貴重な経験をすることができました。

 

ところでみなさん、

「頭では分かっているつもりだったけど上手く説明ができない」

経験はありませんか?

それはもしかしたら、自分へのインプットと相手に対するアウトプットにギャップがあるからかもしれません。

説明というアウトプットをする時には、その前に正しく十分な情報のインプットが必要です。

思うような説明(アウトプット)が出来ない場合、情報のインプットが不十分な可能性があるのです。

 

実はこれは、身体にも同じことが言えます。

私たちは常に視覚や触覚などの様々な感覚から「いま、身体がどのような状態にあるか」という情報を得ています。

その情報を元に、無駄なく・痛みなく・より安全に身体を動かしています。

転ばずに歩くことができるのも、この無意識で行われるシステムのおかげです。

この場合、インプットに当たるのは「様々な感覚」で、アウトプットは「運動」です。

・・・ではこのシステムにエラーが出てしまったら?

もしも感覚のインプットに何かしらのエラーが起きると、それを元に行われるアウトプットにもエラーが起きてしまいます。

つまり、「正しい運動」も出来なくなってしまうのです。

よく「正しい運動」や「正しい姿勢」という言葉を聞きますが、

今現在のみなさんの姿勢や運動フォームは、感覚のインプットを元に作られています。

このインプットセンサーの精度を良くすることで、自然と今よりも無理のない姿勢や運動が出来てきます。

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写真は足元からのインプット(足裏からの感覚情報)を正しく脳に伝え、転ばないようにアウトプット(バランスをとる)というトレーニングの風景です。

ご家庭でぜひ、開眼立ちと閉眼立ち・両足立ちと片足立ちをして比べてみてください。

みなさんはインプットとアウトプット、上手に出来ていますか??