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サムライの姿勢 第4話 サイドステッチ

【見た目年齢と姿勢】

 「人は見た目が9割」と言われていますが、ルックスよりも姿勢の方が相手に与える印象が強いことをご存知ですか?
 姿勢によって、自分のイメージがプラスにもマイナスに作用します。現代人は、座りっぱなしの人が多いため、背中の丸まった方が大多数を占めています。 
 だからこそ、ちょっと背筋が伸びているだけで目立ち、それだけで好印象を持たれるのです。

【9割の人が前のめりになっている】
 自分の姿勢が悪いことを気にしている方は大勢いますが、どのように姿勢が悪いのか、具体的に把握できている人は滅多にいません。そのためか、9割以上の人は、全身が前のめりになった前傾姿勢になっています。
 上半身を起こす筋力が低下したことと、嗅覚や聴覚よりも、視覚からの情報に依存するようになったことが、大きな原因でしょう。視覚に頼ると、ヒトは自然と前のめりになるのですが、これだと、実際よりも身長が小さく見られるだけでなく、老けてみられます。

 セミナーで、参加者の方々に「お年寄りの特徴」を体で表現してもらうと、ほぼ全員の方が、前のめりで背中を丸めた格好をされます。やはり、前のめり姿勢は、「老い」と「不調」のシンボルとなっているのでしょう。
 面白いことに、背中を丸めて前のめりになると、まぶたが下がって表情が暗くてかたくなるのです。
 反対に、「若さ」と「健康」を体現すると、背筋がしゃんと伸びて少し胸を張った格好になります。頭を上半身の真上に位置させると、まぶたが上がって柔和な表情になります。
 ちょっとした違いでイメージアップできるのならば、背筋を伸ばした姿勢で過ごしたいですよね。

【前のめりが腰痛と膝の痛みの原因】
 前のめり姿勢は、足の指の変形、首・背中・腰・膝の痛みや関節の変形を起こす誘引になります。
 つま先に荷重して脛の骨が前に傾くと、ふくらはぎと脛の筋肉が伸び縮みできなくなるため、足の関節の可動域が大幅に小さくなります。
 足首が硬いと、しゃがんだり屈んだりしたときに、ひざ関節にかかる負担が増大して、やがて変形性膝関節症などを患うリスクが高まります。子供のころは、すっと深くしゃがめたのに、大人になるとしゃがめなくなるのは、足の関節が硬くなったからです。
 もし、前のめりになっている人が地球上からいなくなったら、膝の痛みや腰痛に悩む人はいなくなるかも知れません。それほど、この不良姿勢は体にとって良くないのです。

【サイドステッチで姿勢が整う】
 厄介な前のめり姿勢ですが、自分の姿を鏡に写して矯正する方法があります。①鏡の前に横向きに立ちます ②ズボンのサイドステッチが床に対して垂直になるように立ちます。
 これだけで、骨盤—胸郭(きょうかく)—頭部の位置が整って、理想的な姿勢になるのです。とてもシンプルな方法ですが、鏡さえあれば、その場で前のめり姿勢を矯正できるので、是非とも習慣にして頂きたいと思います。

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サイドステッチを垂直にした時の姿勢